私、高校2年生の佐藤美咲です。今日は、私が実際に体験した「ナチュラルメイク」との出会いと、それによって人生が大きく変わった体験をお話ししたいと思います。
中学生の頃の私は、とても内向的な性格で、クラスでもあまり目立たない存在でした。特に気になっていたのは、いつも暗い表情をしているねって友達に言われることでした。当時の私は、化粧なんて全くの無縁。スキンケアすら、ちゃんとしていなかったんです。
高校に入学して間もない頃、同じクラスになった親友の麻衣が、私の人生を変えてくれました。麻衣は、いつも明るくて、クラスの人気者。彼女の魅力の秘密は、ナチュラルで品のあるメイクにありました。
「美咲って、すっごくかわいい顔立ちしてるのに、もったいないよ!」
麻衣にそう言われたあの日から、私のメイク修行が始まりました。最初は不安でしたが、麻衣が丁寧に基礎から教えてくれたんです。
まず始めたのは、スキンケアの見直しでした。化粧水と乳液による基本的なお手入れを習慣づけることから。清潔な肌づくりは、メイクの土台として絶対に欠かせないものだと教わりました。
次に挑戦したのが、実際のメイク。最初に選んだコスメは、つけている感じがしない薄付きのBBクリーム。これは本当に画期的な発見でした。ファンデーションだと重たく感じていた私でも、BBクリームなら自然な仕上がりで、肌に優しい使用感でした。
「ナチュラルメイクの秘訣は、『足し算』じゃなくて『引き算』なの」
麻衣がよく言っていた言葉です。派手なメイクをするのではなく、自分の良いところを引き出すメイク。それが今の私のメイクの基本になっています。
具体的なメイクの手順も、とてもシンプル。まず、BBクリームで肌をナチュラルに整えたら、次はアイブロウ。眉毛は顔の印象を大きく左右するので、ナチュラルながらもしっかりと描くことを心がけています。
アイメイクは、ブラウン系のアイシャドウを使って優しい印象に。派手な色は使わず、自分の瞳の色に近い色味を選ぶのがポイントです。マスカラも、ブラウンを選んで自然な目元を演出。
チークは、指でポンポンとたたくようにつけることで、血色感のある自然な頬に。リップは、唇の色に近い明るめのピンクを選んで、つやっぽく仕上げます。
このようなナチュラルメイクを始めてから、驚くほど周りの反応が変わりました。「最近、表情が明るくなったね」「肌がきれいになった?」という声をよく聞くようになったんです。
でも、一番大きな変化は私の中で起きました。鏡を見るたびに、少しずつ自信が芽生えてきたんです。化粧っていうと、なんだか自分を偽るようなイメージがあったけれど、実際は違いました。ナチュラルメイクは、本来の自分を引き出してくれる、素敵な味方だったんです。
今では、メイクをすることが毎朝の楽しみになっています。気分や予定に合わせて、少しずつアレンジを加えることもあります。でも、ベースは常にナチュラル。それが私のポリシーです。
特に気に入っているのは、目元のメイク。二重まぶたではない私の目も、ほんのりとしたアイシャドウとマスカラで、自然な立体感が出せるようになりました。コツは、色を重ねすぎないこと。薄づきのアイシャドウを何層かに分けて重ねていくと、不自然にならずに立体感が出せます。
メイクによって表情が明るくなると、不思議と心も明るくなってきます。以前は苦手だった人との会話も、今では楽しめるようになりました。それは、自分に自信が持てるようになったからかもしれません。
最近では、後輩の女の子たちにメイクのアドバイスを求められることも。麻衣から教わった「引き算のメイク」の考え方を、私も伝えていけたらいいなと思っています。
ナチュラルメイクは、決して難しいものではありません。自分の良さを知り、それを引き出すための優しいサポート。それがナチュラルメイクの本質だと、私は考えています。
これから化粧を始めようと思っている女の子たちへ。派手なメイクに憧れることもあるかもしれません。でも、まずは自分の素顔を大切にした、ナチュラルメイクから始めてみませんか?きっと、新しい自分との出会いがあるはずです。
メイクは、単なる化粧品の使い方ではありません。それは、自分らしさを見つけ、表現する素敵な手段なのです。私がそうだったように、きっとあなたも、ナチュラルメイクを通じて、新しい自分を見つけることができるはずです。
さあ、明日の朝は、いつもより少し早く起きて、丁寧にメイクをしてみませんか?それが、あなたの新しい一日の始まりになるかもしれません。
役職名:上辻 敏之
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