休日の朝は、いつもより30分ほど遅く目が覚める。
カーテンの隙間から差し込む光が、平日とは違う角度で部屋を照らしていて、ああ今日は仕事じゃないんだって実感する瞬間が好きだ。洗面所に立って鏡を見ると、寝起きの顔がそこにある。別に誰かに会うわけじゃない。スーパーに行くくらいで、あとはずっと家にいる予定。だからこそ、今日は自分のためだけに化粧をしようと思う。
自然派コスメを使い始めたのは、たぶん3年前くらい。きっかけは覚えてない。たぶんインスタか何かで見かけて、なんとなく手に取ったんだと思う。最初はよくわからなかった。「自然派って、結局ちゃんと効くの?」って半信半疑だったし、正直、値段も安くはない。でも使っているうちに気づいたのは、肌につけたときの感覚が全然違うってこと。重くないというか、呼吸してる感じがするというか。うまく言えないけど、肌が「ありがとう」って言ってる気がした。
今日使うのは、いつものオーガニックのベースクリーム。蓋を開けると、ほのかにラベンダーの香りがする。人工的な香料じゃなくて、本当に植物そのものの匂い。これを指先に取って、頬に伸ばしていく。鏡の中の自分が、少しずつ表情を取り戻していく感じ。ファンデーションは薄く、本当に薄く。毛穴を全部隠そうとか、シミを完璧に消そうとか、そういうのは今日はいい。素肌が透けるくらいでちょうどいい。
そういえば、前に友達とカフェで会ったとき、「最近肌きれいになったね」って言われたことがある。その日は確か、仕事終わりで疲れてたから、正直そんなつもりじゃなかったんだけど。「何使ってるの?」って聞かれて、自然派コスメの話をしたら、「へえ、意外」って言われた。意外って何だよって思ったけど…まあいいか。
眉毛を整えて、アイシャドウをほんの少しだけのせる。使っているのは、ミネラル成分だけで作られたパウダー。色はベージュとブラウンの中間みたいな、名前のつけようがない色。派手じゃないけど、目元がぼんやりしない程度には存在感がある。マスカラはつけない。今日はそういう日じゃない。
リップクリームを塗りながら、窓の外を見る。空が青い。風が強いのか、街路樹の葉っぱが揺れている。こういう日に、ばっちりメイクをして出かけるのもいいけれど、家でゆっくり過ごすために化粧をするっていうのも悪くない。というか、むしろこっちの方が贅沢な気がする。誰かに見せるためじゃなくて、自分が心地よくいるための化粧。
自然派コスメの良さって、たぶんそこにある気がする。「盛る」とか「隠す」とか、そういう方向じゃなくて、「整える」っていう感覚。肌本来の力を引き出すとか、そういう謳い文句はよくあるけど、実際に使ってみると本当にそうなのかもって思う瞬間がある。化粧を落としたあとの肌が、前よりも元気になってる気がするというか。
キッチンに行って、コーヒーを淹れる。豆を挽く音が部屋に響いて、それだけで休日っぽい。カップに注いだコーヒーの湯気が立ち上って、顔にかかる。温かい。ソファに座って、何をするでもなくぼんやりする。スマホを見るでもなく、テレビをつけるでもなく。ただ、今この瞬間の自分の肌の感じとか、部屋の空気の流れとか、そういうものを感じている。
化粧をしている自分と、すっぴんの自分。どっちが本当の自分かなんて、考えたこともなかった。でも最近思うのは、どっちも自分だし、どっちでもないのかもしれないってこと。自然派コスメを使うようになってから、その境界線が曖昧になった気がする。化粧をしていても、素の自分がそこにいる感じ。
午後になったら、近所のスーパーに行く予定。夕飯の材料を買って、帰ってきたらまたこのソファに座る。夜になったら、お風呂に入って、クレンジングをして、また素の顔に戻る。そしてまた明日、同じように朝が来る。
休日の化粧って、結局そういうものなのかもしれない。特別なことは何もない。ただ、自分のペースで、自分の肌と向き合う時間。それだけ。
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組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:上辻 敏之

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