休日の朝、目覚ましが鳴らないって最高だよね。
カーテンの隙間から差し込む光が、いつもより柔らかく感じる。平日なら「あと5分…」って葛藤してる時間に、私はもうベッドから出てる。不思議なもんで、急がなくていいと分かると体が軽いんだよね。洗面所に向かう足取りも、なんとなくスキップしたくなる感じ。鏡を見ると、まあ正直すっぴんはひどいもんだけど、今日は誰にも会わない。だからこそ、ゆっくり自分の顔と向き合える贅沢な時間が始まる。
自然派コスメって言葉、最近よく聞くようになった。オーガニックがどうとか、パラベンフリーがどうとか。正直最初は「意識高い系の人たちが使うやつでしょ」って思ってたんだけど、去年の夏に友達からもらったラベンダーの香りがするクリームを使ってから考えが変わった。あれ、確か「ボタニカルブルーム」って名前だったかな。塗った瞬間、鼻腔をくすぐる植物の香りが、なんていうか、化学的じゃないんだよね。肌に乗せると体温でじんわり溶けていく感触も、急かされてない感じがして好きだった。
会社に行く日のメイクって、ある種の鎧を着る作業に近い。ファンデーションで毛穴を隠して、アイラインで目をシャープに見せて、リップで「ちゃんとしてる感」を出す。別に嫌いじゃないよ、そういうメイクも。でも休日まで同じ顔を作る必要はないわけで。
今日使うのは、肌に優しいミネラルファンデーション。石鹸で落ちるやつ。正直カバー力は物足りないけど、鏡越しに見える自分の肌が、ちゃんと呼吸してる感じがする。頬にブラシでふわっと乗せると、粉っぽさじゃなくて、なんだろう、土の温もりみたいなものを感じるんだ。変な表現だけど。
そういえば中学生の頃、母親の化粧品を勝手に使って怒られたことがある。
あの時は「大人っぽくなりたい」一心で、真っ赤な口紅を塗りたくって、チークも濃いめに入れて。今思えば完全にやりすぎだったんだけど、当時は本気でかわいいと思ってた。母に「お化けみたい」って言われて泣いたっけ。あれから20年近く経って、私が選ぶのは透明感のあるリップティント。色はコーラルピンク。唇本来の色を少しだけ明るくする程度で十分。窓際のソファに座って、手鏡を覗き込みながらゆっくり塗る。急ぐ必要がないから、はみ出しても笑える。
自然派コスメの良さって、成分がどうこうっていう理屈だけじゃない気がする。もちろん肌に優しいのは大事だけど、それ以上に「時間をかけていい」っていう許可を自分に出せることが大きいんじゃないかな。ドラッグストアで売ってる速乾性のマスカラも便利だけど、休日は植物由来のマスカラをゆっくり重ねる。一度塗って、乾くのを待って、また塗る。その間にコーヒーを淹れたり、窓の外を眺めたり。朝の10時なのに、まだパジャマのままでいられる幸せ。
リビングに漂うコーヒーの香りと、手首に残るアロマオイルの香りが混ざり合う。今日つけたのはゼラニウム。ちょっとローズっぽい甘さがあって、でも重くない。化粧水も乳液も、全部手のひらで温めてから顔に押し当てる。冷たいまま塗るより、体温で温めた方が浸透する気がするんだよね。科学的根拠があるかは知らないけど、少なくとも気持ちいい。
アイシャドウは使わない日もある。今日もそう。まぶたには何も乗せず、眉だけ整える。眉毛用のブラシで毛流れを整えて、足りないところだけアイブロウパウダーで埋める。ペンシルタイプじゃなくてパウダー。失敗しても修正しやすいし、何より仕上がりが柔らかい。鏡の中の自分は、会社にいる時の自分より確実に年齢が若く見える。気のせいかもしれないけど、そう思えることが大事なんだ。
メイクが終わっても、まだ午前中。こんなにゆっくり支度したのに、時計を見るとまだ11時前。洗濯物を干そうか、それとも本でも読もうか。予定がないって、こんなに選択肢があるんだなって改めて思う。
結局のところ、自然派コスメを選ぶ理由なんて人それぞれでいいと思う。環境のためって人もいるだろうし、肌トラブルがきっかけって人もいる。私の場合は、たぶん「急がなくていい時間」が欲しかっただけ。ゆっくり肌に触れて、香りを楽しんで、鏡の中の自分と対話する。そんな休日の朝があってもいいんじゃないかな。
窓の外では鳥が鳴いてる。今日は何しようかな…って、まだ決めなくていいか。
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組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:上辻 敏之

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