今日はなんだか、朝から妙に機嫌がいい。
理由なんてない。強いて言えば、昨夜たまたま見つけた「ルナリアコレクション」っていうブランドのネイルポリッシュが、思ってた以上にいい色だったからかもしれない。淡いグレージュに、ほんの少しだけラメが入ってる。派手じゃないんだけど、光の当たり方で表情が変わる感じが気に入った。
ネイルを塗るときって、不思議と心が落ち着く。筆先を爪の根元にそっと置いて、すっと引く。その動作に集中していると、頭の中がシンとする。SNSも見ない、音楽もかけない。ただ自分の呼吸と、瓶からポリッシュをすくう小さな音だけが部屋に響いてる。
静かな心、ってこういうことなのかもしれない。
別に瞑想とかヨガとか、そういう大層なことじゃなくて。ただ、自分の指先に意識を向けてる時間。それだけで十分というか。最近の私は何かとバタバタしてたから、こういう時間が妙に貴重に感じる。仕事のメールは返さなきゃいけないし、部屋の掃除もしたいし、友達からの誘いにも返事してないし。でも今は、右手の薬指にだけ全神経を集中させてる。
そういえば高校生の頃、初めて自分でネイルを塗ったときのことを思い出した。当時流行ってた真っ赤なマニキュアを買って、意気揚々と塗ったんだけど、不器用すぎて爪の周りが全部赤く染まって。慌てて除光液で拭いたら、今度は指先がカサカサになって。母に「何やってんの」って笑われたっけ…だけど。
あの頃と比べたら、今の私は少しは上達したと思う。少なくとも、はみ出す回数は減った。
コスメって面白いもので、選ぶときの自分と、実際に使ってるときの自分が、ちょっと違う気がする。店頭やネットで「これいいな」って思うときは、どこか外向きの目線なんだよね。誰かに見せたいとか、こういう自分になりたいとか。でも実際に家で一人、鏡の前に座って塗ってるときは、もっと内側に意識が向いてる。自分だけの時間。自分だけの色。
左手の人差し指を塗り終えて、ふと窓の外を見た。午後の光が斜めに差し込んでて、カーテンの影が床に長く伸びてる。今何時だろう。たぶん3時過ぎ。こんな時間にのんびりネイルなんて塗ってていいのかな、とも思うけど、まあいいか。
ネイルが乾くのを待ってる間、スマホをいじろうとして、でもやめた。せっかくの静かな心が、また騒がしくなりそうで。代わりにぼんやりと、自分の指先を眺める。まだ少し濡れた感じの表面が、ゆっくりとマットになっていく。この変化を見てるだけで、なんだか満たされた気持ちになる。
出会いって、案外こういうところにあるのかもしれない。新しい人とか、新しい場所とか、そういう大きなものじゃなくて。自分の中の静けさとの出会い。あるいは、自分がちゃんと自分を大切にできてる瞬間との出会い。ネイルを塗るっていう何気ない行為の中に、そういう小さな発見がある。
トップコートを塗り終えて、両手を広げて眺める。完璧じゃないけど、悪くない。右手の親指が少しはみ出てるけど、まあ、自分しか気づかないだろう。
こうやって、たまには何も考えずに、ただ自分のために時間を使うのもいいものだ。明日からまた忙しくなるかもしれないけど、今日のこの感覚は、きっとしばらく指先に残ってる。
窓の外から、どこかの家の風鈴の音が聞こえてきた。
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組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:上辻 敏之

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