ネイルを塗るのって、いつからこんなに好きになったんだろう。
気づいたら毎週金曜の夜、仕事から帰ってシャワーを浴びたあと、リビングのテーブルに小さなボトルを並べてる自分がいる。窓を少し開けて、夜風が入ってくるくらいがちょうどいい。除光液の匂いと混ざって、なんだか変な安心感がある。最初は適当に塗ってたんだけど、いつの間にか週末の儀式みたいになってた。
友達に「ネイルサロン行かないの?」って聞かれたことがある。行ったこともあるよ、何回か。でも自分で塗る時間が好きなんだって気づいてから、あんまり行かなくなった。プロの仕上がりには敵わないけど、そういうことじゃないんだよね。
筆先が爪に触れる瞬間の、あの集中する感じ。息を止めて、手元だけに意識が向く。はみ出したらどうしようとか、明日何しようとか、そういうのが全部消える。静かな心っていうのかな、瞑想とかヨガとか試したことあるけど、私にはネイル塗ってる時のほうがよっぽど「無」になれる。左手の薬指を塗り終えて、ふっと息を吐く。その繰り返し。
色を選ぶのも楽しい。今日はちょっと攻めてみようかなって、深い赤を手に取った。「ルージュ・ド・ミュイ」っていう名前のポリッシュ。夜の口紅、みたいな意味らしい。フランス語っぽい響きに惹かれて買ったんだけど、実際塗ってみると想像より落ち着いた色だった。
そういえば大学生の頃、初めて自分でネイル塗った時は大失敗だった。
利き手じゃない左手で右手を塗ろうとして、指どころか指の周りの皮膚まで真っ赤になって。友達に「血みどろじゃん」って笑われた記憶がある。あの時は恥ずかしくてすぐ全部落としたんだけど、今思えばあれも含めて楽しかったのかもしれない。失敗するのも、上手くなっていくのも、全部ひっくるめて自分の時間だから。
最近、コスメ全般に対する気持ちが変わってきた気がする。昔は「可愛くなるため」とか「誰かに見せるため」みたいな目的があったけど、今は違う。自分のために塗ってる。誰にも会わない休日でも、ちゃんとネイル塗る。むしろそういう日のほうが、好きな色を選べる。
ネイルを通じて出会った人もいる。職場の先輩が私の指先を見て、「それ可愛いね、どこの?」って話しかけてくれたのがきっかけで仲良くなった。彼女もセルフネイル派で、休憩時間にお互いの爪を見せ合ったりする。「今週は何色?」っていう会話が、月曜の朝を少しだけ楽しくしてくれる。
爪が乾くまでの時間も好き。何もできないから、ぼーっとする。スマホ触れないし、本も読めない。ただ座って、爪が乾くのを待つ。こんなに何もしない時間って、普段ないから。
今日塗った赤は、思ったより自分に似合ってる気がする。明日起きて、朝日の中で見たらまた違う色に見えるかもしれないけど。
ネイルって、結局のところ自分と向き合う時間なのかもしれない。そんな大げさなことじゃないんだけど。
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組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:上辻 敏之


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